鍼灸治療の灸施術とは?
- 2022.03.18
安養堂鍼灸院では、鍼施術以外に、灸施術も行っています。
灸施術は、艾に火をつけてツボの部分に熱による刺激を加えることで、症状の緩和や改善を目指すことのできる施術のことを言います。灸施術のことを「やいと」と呼ぶ人もいます。
灸施術は、有痕灸(ゆうこんきゅう)という灸のあとを残す施術方法と、無痕灸(むこんきゅう)という灸のあとを残さない施術方法があります。
灸のあとを残す有痕灸(ゆうこんきゅう)は、直接皮膚の上に艾を置き燃焼させる透熱灸(とうねつきゅう)、いぼやうおのめを焼く焦灼灸(しょうしゃくきゅう)があり、日本では昔から行われてきた施術で、免疫力を活性化させるとても効果のある施術として行われてきましたが、現在は跡が残ってしまうことから行う鍼灸院も減ってきています。
一方、灸の跡を残さない無痕灸(むこんきゅう)は、艾を直接皮膚の上に置き燃焼させるものの、燃えている部分からは距離を置いているため、施術を受ける人が心地良いと感じる程度の状態を維持したまま、消火させる施術です。
温かいという刺激を与える温灸、艾と一緒にショウガやニンニク、塩などを置いて燃焼させる隔物灸(かくぶつきゅう)などもあり、症状などに合わせた灸施術は行われていきます。
安養堂鍼灸院では、灸施術も症状に合わせて行っていますので、施術を受けてみたいという場合は、一度ご相談ください。